いせさき明治館 語部のつどい
今日、いせさき明治館で伊勢崎まちガイド主催の”語部のつどい”が開催されました。
今回のテーマは「語り継ごう!『私の中のシルクカントリー』」でした。
第一部は講話「連載企画「私の中のシルクカントリー」はこうして生まれた」(講師:上毛新聞論説副委員長 藤井さん)
上毛新聞紙上で524回の連載を終えた「私の中のシルクカントリー」の目指すものについては、シルクカントリーぐんまキャンペーンは富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産が目的でなく、誰もがもっている原風景や原体験を大切にすることが重要であることなど話された。
第2部は井戸端会議(2) 語り継ごう「私の中のシルクカントリー」「絹の技・伊勢崎絣」
司会進行は上毛新聞伊勢崎支局長の久保田さんにより進められ、私の中の・・・から7名が、絹の技・・・から6人、それぞれの自己紹介と短いコメントが述べられ、久保田支局長の進行により各パネラーの発言が繰り広げられた。
印象深かったのは、芝崎重一さんの絹の持つ本当の魅力を引き出すことの難しさと絹の素晴らしさについてや、堤さんの自然素材の持つ魅力についての語りをはじめ、パネラーの職人としての誇りが伝わってきました。
ただ、哀しいことには、伊勢崎銘仙の深い技術を残すことの困難さが痛感させられ、後継者不足の原因に経済的な側面が解決されることが一番であることなど・・・
生活様式の変化に対応するためには大量生産によることでなく質の高い製品作りを目指す必要性が強調されていました。
私が思うには、
絹産業としての付加価値の高い商品は、その道の技術を極めたプロの絶え間ない追求が必要なのは言うまでもないのですが、伊勢崎銘仙(特に併用絣技術)にしてもこれまでの技術や伝統を活かすことには繋がらないかもしれません。
絹の魅力をいっそう追求する中で経済活動に耐える商品化を進める一方で、地域の共有財産となる、経済的評価では表せないものも必要に思います。いわゆる地域力の源泉となるような取り組みも重要です。
そのためには、工芸としての活用も必要でしょう。しかし、工芸館的施設の必要性を認める物ですが、これには所謂箱物づくりが目的でなく、既存施設の活用を第一に、織物産業セクターに加え観光部局や市民活動との連携、そして行政との連携による管理運営が構築される必要があると思います。
その中には、子どもを対象として織物体験や学習機会、大人の生涯学習や文化活動としての活用も含みます。
いずれにせよ、特定のセクターで対処するのでなく、複数のネットワーク拠点としての機能を備えた運営こそ、地域力の向上、地域文化の伝承、地域アイデンティティーの共有に繋がるものと思います。
そんな事を考えさせられたイベントでした。
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