境島村の景観(その2)
境島村の景観(その1)では、利根川堤防上からの田島弥平旧宅周辺(新地地区)の眺望でしたが、今回は、同じ新地地区でも南からの眺望です。
島村養蚕農家群が残る中心的な場所で、田島弥平旧宅を含め、7棟の養蚕農家が写っています。
屋根の上に乗る越し屋根(この周辺では櫓(やぐら)と呼ばれています)を見ると、屋根全体に亘る総やぐら、小さな屋根が3つ乗る3つやぐらや2つやぐらなどが見えます。
この写真の向かって左側に並ぶ2棟の3つやぐらとその間に少し見える建物は解りやすいでしょう。また、中央及び右端とその隣(田島弥平旧宅)は総やぐらです。
これらは、総二階の建物で、1階部分は居住スペース、2階部分が蚕室として作られました。
屋根の最上部までの高さは8mから10mの高さで一般の現在の住宅より少し高いことから、屋根の特徴が遠くから望むことが出来ます。
この写真の新地地区には今に残る養蚕農家は15棟残ります。
なお、東隣に位置する新野新田地区には23棟の養蚕農家が残りますが、残念ながらその様子を一目で眺望できる場所はありません。
雄大な赤城山を背景に見える養蚕農家群の姿は貴重です。この景観を如何にしたら残すことが出来るのでしょうか?
そして、富岡製糸場と絹産業遺産群の構成資産の一つとなる田島弥平旧宅のみでなく、周辺を含めた養蚕農家群の景観や環境を保全することはどの様な意味を持っているのでしょうか?
次回は、境島村の近代養蚕農家の意味について考えてみたいと思います。





































